注意:ここに書かれている換装は、機器の設計時のファンを
交換するものであり、風量、電力が変化します。それにより
機器の寿命が短くなったり、電源部の電気的障害が起こる
可能性もあります。この記事を参考にして換装した結果、想定
できるリスク・想定できなかったリスクにより、危険を及ぼす事象
が発生する可能性があります。個々の方々の技量、判断、責任
で換装記事をお読みください。
こんどは、スイッチ(SW)に嵌ったのであった。SWと言っ
ても電気のSWではなくLANに使用するSW-HUBである。
一般的にはHUBと呼ばれているものの高級版と言ってよいだろう。
GS916Mを購入してSG200-8P周りを整理したことは前に書いた。
しばらくは、このまま新しく購入した富士通のサーバTX-100S3周りで
遊ぶつもりでいたのだが、ServerViewのインストールトラブルで落ち込ん
でしまった。
GS916MのLEDのチカチカを見ていたら、大昔のPCパネルのランプの
チカチカやIMSAI 8080、PDP11 PCのランプのチカチカが頭の中で蘇り
チカチカを楽しみたくなった。(歳がわかる) SWには、その動作を示す
LEDが付いておりチカチカしている。ギミックで、いかにも計算してい
ますと言うようなチカチカを表示するLEDパネルを作成したら売れるか
もしれない。
そんなことで、無性にLANのSWについて知りたくなった。
(実は別の理由もあるのだが…)
SWには、L2とかL3とかのレイヤーがあることは知っていた。
メーカーは、CiscoやAlliedが有名であり、最近ではNetgear
などが知られている。今運用しているのはAllied L2のSW、GS916M
1台とCisco L2のSW SG200-8 3台、自室と居間の間(約20m)は
2Gのリンクアグリゲーション化、各ファイルサーバー2台とSW間も
2Gのリンクアグリゲーション化、自分用のBTO-PC にも使用している。
すべてL2スイッチある。SG200-8は、小型で洗練されており面白くない。
また、VLAN構築など高級なことは行っていない。
お蔵入りしているのは単なるSW(HUB)のAllied GS908L、Buffalo
LSW3-GT-5NS、1G化する前に使用していた100M帯の同じくLSW-TX-5EP
LSW-TX-8EP ELECOM LD-L5W05NIAT、大昔の10M帯のActon EtherHub-8S
Allied MR820TR(10Base2の使用も可)である。
今までヤフオクには、手を出していなかったのだが、今回初めてトライ
してみた。(話は前後するが最初に手を出したのはヤフオクでのスイッチ
の購入である。)L3のSWは持っていないので勉強を兼ねて、AlliedのL3SW
をヤフオクで探していたらL3SWの9424T/SPがヤフオク価格で約3万のところ
1万と言う価格で出ていたので気がついたら落札してしまった。
初めての落札である。これがことの始まりであった。
落札後スペックを調べたらL3SWは、9424T/SP-Eであるとのこと。購入した
9424T/SPは、単なるL2Plus仕様のSWであった。orz
http://www.allied-telesis.co.jp/products/list/switch/9400/catalog.html
http://www.allied-telesis.co.jp/products/list/switch/9400/catalog.html
どうりで安価であったわけだ。まあ初めてのオークションなので仕方ない。
Alliedを選んだ訳は、単に安いことと日本語のマニュアルが完備していること
会社で使用して、なじみがあったことである。
9424T/SPの電源を入れるとファンの音がものすごいのである。ファンの
取り付け方も変則的に斜めに取り付いている。
まずはL2Plusである9424T/SPのファン換装を行うことにした。付いているのは
ARX FD1260-A1053 60×60×15 DC12V 0.19A 4500rpm 17.02CFM 36.5dB
アライド社のファンは、ARX社の物を多く使用している。
ARX社Link
と言うことで60×60×15のファンを選んで換装作業に入った。
注意 Alliedのファンのピンコネクション電源の接続が日本と逆
で真中が―極である。(パルスセンサー部を一番右(黄色)
と見たとき)
注意 Alliedのファンのピンコネクション電源の接続が日本と逆
で真中が―極である。(パルスセンサー部を一番右(黄色)
と見たとき)
3,000rpmくらいで回っていれば良いかな?との考えしかなかった。
GS916Mでは、先人の知恵を拝借したのだが、今回はWebを検索しても
出てこない。
今は、残念なことに閉店されてしまったが、秋葉のPC-CUSTOMさん
には、ファンの購入でお世話になった。
ここからが、ファンの死屍累累の世界なのである。一応ノイズレベルは
現状以下のものを選択した。
まず始めに静音を誇る2,200rpm
NS-TECH(T&T)製6015LL12S NF1 12V 0.08A 10.47CFM 20dB
回転数で討ち死に。(FAULTランプ点灯)
次に3,200rpm
GELID
Solution製 SILENT6
12V
0.22A 16CFM 24dB
これも回転数で討ち死に。(FAULTランプ点灯)
次に3,800rpm
PHILIP製 SL6015H12-6-P 12V 0.13A 18.75CFM 25dB
取り付けた直後は、ファン回転数のエラーも出ず順調であったが、斜めに
取り付けると言う変則的な取り付け方なので、ファンの中心部を支える
3本のリブの構造に問題があった。細くて柔なのである。1週間後弱く
振動が出始めて結局は使用に耐えない音が出始めてしまった。
垂直とか水平ならば問題ないので取り付け方の問題である。
次に同じ3,800rpmだがノイズが大きい
松下電器産業Panaflo FBA06T12M 12V 0.19A 16.59CFM 31dB 回転数エラーが出てしまった。orz
最後に高速型のファン
5,400rpm
NS-TECH(T&T)製 6015HH12S 12V 0.45A 26.11CFM 44dB
これは、音は、交換前と変わらず同じくらいの音であった。それでは
最後の手段として、この高速型に抵抗(50Ω)を噛ましたものを使用した。
その結果エラーもでず、元付いていたファンよりも音は、少しは静かになった。
しかしGS916Mよりもファンの音が大きいので置き換えに躊躇していた。
これで、ひとまずL2Plusのファン改造は終わる。と思ったが別の方法を思いついた。
40×40×10の4,000rpmのファンをフェイクとして取り付け、そのファンの
パルスセンサーの出力を利用し、本体を騙し二番目に試した静音ファン
を本来のファン部に取り付けるのである。
40×40×10のファンは方向性を考えヒートシンクに向けてホットグルー
で固定し風を送るようにした。
4,000rpmのファンは超静音OMEGA TYPHOON CFZ-4010S
風量としては非力の4.81CFM 12.3dB 12V 0.1A
ファンを換装したGS916Mと比較して同等の音である。GS916Mは、お蔵入りとなった。
ここで止めれば良かったのだが、SWの道は続いてしまった。
SWの勉強をさておき物欲に走ってしまったのである。
(60×60×15のファン4個お蔵入り)
追記 2014年3月17日
GELID Solution製 SILENT6 12V 0.22A 16CFM 24dB 3200rpm
で運用してきたが、ファンから異音を発するようになった。やはり変則的な斜めの取り付け形では、中心のベアリングに負荷が掛かるようである。半年しか持たなかった。
SWの勉強をさておき物欲に走ってしまったのである。
(60×60×15のファン4個お蔵入り)
追記 2014年3月17日
GELID Solution製 SILENT6 12V 0.22A 16CFM 24dB 3200rpm
で運用してきたが、ファンから異音を発するようになった。やはり変則的な斜めの取り付け形では、中心のベアリングに負荷が掛かるようである。半年しか持たなかった。
つづく
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