Allied 9424T/SP-Eのファン換装
http://www.allied-telesis.co.jp/products/list/switch/9424t_sp-e/catalog.html
注意:ここに書かれている換装は、機器の設計時のファンを交換するものであり、風量、電力が変化します。それにより機器の寿命が短くなったり、電源部の電気的障害が起こる可能性もあります。この記事を参考にして換装した結果、想定できるリスク・想定できなかったリスクにより、危険を及ぼす事象が発生する可能性があります。個々の方々の技量、判断、責任で換装記事をお読みください。
9424T/SPは、フェイクファン方式で順調に稼働している。もともと付いていたファンの風量は17.02CFMであり交換したファンの風量は、16CFMであるので問題ないのであろう。
こんどは9424T/SP-Eのファン換装である。ファンは、清掃をしてエラーはで無くなったが音がML110 G7ばりに大きいのである。
ついているファンは、ARX 1240A2053M 40X40X28 12V 0.22A
12.95CFM 33dBが2個使われていた。合計約26CFMの風量である。
SPとSP-Eの中身を見ても、そう違いは無く消費電力は、9424T/SPが58W(最大で68W)片や9424T/SP-Eは63W(最大で73W)である。
手元にあるファンは、T&T社の4種のファン40×40×20
超静音 3,000rpm 3.11CFM 4020LL12S
13.5dB
静音
4,000rpm 4.73CFM 4020L12S 20dB
標準
5,000rpm 7.20CFM 4020M12S 24dB
高速
6,000rpm 8.84CFM 4020H12S 26.8dB
これだけ種類を揃えた訳は、9924シリーズの電源ユニットとファンモジュールのファンの大きさが40×40×20なので交換するファンを選択するためである。
横道に逸れるが、9924シリーズのファンは3Pinタイプではなく2Pinタイプである。回転数検出は行っておらず、ぶん回しているだけである。実は、9924シリーズのファンを先に換装しようとして、ファンは回転しているだけで良いと考え、超静音のファンを多量に、PCショップカスタムさんが閉店する際に仕入れたのであった。実際に9924シリーズのファン部のファンを超静音ファンに交換したらファンエラーが出てしまった。この顛末は、後で書く。
さて、どれを選択しても風量的には不足している。28㎜厚のファンを購入することも考えた。
超静音
2,500rpm 4.36CFM 4028TL12B 15.3dB
静音
4,000rpm 7.57CFM 4028LL12B 24.7dB
標準
5,500rpm 9.39CFM 4028L12B 32.2dB
高速
7,000rpm 12.19CFM 4020M12B 40.8dB
元からついているファンはARXの33dB。 28mmの静音タイプあたりが妥当だが寸法的に20㎜のファンでも問題ないのでとりあえず20㎜を順番に取り付けてファンエラーが出るか調べた。
超静音 3,000rpm ×
静音 4,000rpm 〇
標準
5,000rpm 〇
とりあえず4,000rpm以上あればエラーは出ない。
注意 Alliedのファンのピンコネクション電源の接続が日本と逆
で真中が―極である。パルスセンサー部は一番右(黄色)
と見たとき
SWとしての勉強のためだからFullの24portは使用しないと割り切り、静音以上は9924シリーズ用に残しておくことにした。超静音は3,000rpmでエラーが出るがフェイク方式で行えばエラーを回避できる。風量は3.11×2=6.22CFM 本来は26CFM。差は約20CFMもある。9424T/SPでさえ16CFMを確保している。温度エラーが出れば、また交換すればよろしいとの基本路線でフェイク用のファンの選択を始めた。
まずはOMEGA TYPHOON CFZ-4010L 3300rpmエラーが出ない。決まり
ファン部を取り外し換装
超静音×2+フェイクファン1で行くことにした。まずは超静音2個の取り付け。これで多量の在庫は掃ける。ところがである。超静音2個を取り付けてみると、片方はエラーが出ない。
交換してみるとエラーのでるファンも変わる。
超静音ファンどうやらLot差があるようである。片方は3,300rpm以上でているようである。と言うことは片方のパルス出力を両方のパルス入力に入れてやればフェイクファンが必要無くなる。配線を行い片方のパルスを両方に入れてやるとエラーが出ない。
はんだで固定し熱収縮チューブで加工した。
コンソールで9424T/SP-Eに入り温度モニターを見たがエラーは出ていない。当面の実験には使用できそうである。音はほとんど無音。すこし風量的には無理がある使い方である。
つづく